イントロダクションIntroduction

舞台「ジョン万次郎」とは…

第6弾舞台は、幕末に初めてアメリカの地を踏んだ日本人と言われ、その後の開国に大きな影響を与えた人物として有名なジョン万次郎の前半生を描く。14才の時に太平洋で遭難し、無人島で助けを待っていた土佐の漁師の万次郎は、偶然通りかかったアメリカの捕鯨船に助けられた。しかし、鎖国中の日本には帰ることが出来ず、そのままアメリカで暮らすこととなる。言葉も習慣も異なる地で、差別や困難にくじけることなく強く生き抜いていった青春時代を、アメリカに残された記録や資料をもとに描いた小説「ジョン万次郎 海を渡ったサムライ魂」(集英社文庫/マーギー・プロイス著/金原瑞人訳)を原案とする。

そして、10年後、帰国することが出来た万次郎を待ち受けていたのは幕末の動乱期。開国に向かうその激しい時代の中に、万次郎の運命は翻弄されていく。
主人公のジョン万次郎役を、シリーズ初参加の溝口琢矢が自身初となる座長として務める。他にも新しい顔ぶれが揃い、お馴染みのキャストたちと共に、初めて幕末を描く作品として舞台を彩る。