ストーリー

ストーリー

慶長20年(1615年)、
大坂では戦国時代に終焉を告げる大戦が始まろうとしていた――。

「総大将は、あのお方しかいない…!」

大坂城に入った真田幸村は、
根津甚八を八丈島へと向かわせた。

“鳥も通わぬ”と称される離島には、
「関が原の戦い」で徳川家に敗れて島流しに遭った、
宇喜多秀家が不遇の日々を送っていた。

「五大老」に名を連ねた“戦国の貴公子”を、
大坂城に連れて帰ろうとした甚八であったが、
徳川家への復讐の念を燃やし続けた秀家は、
思いよらぬ人格へと変貌を遂げていたのだった……!

狂気の総大将を描いた、
新たな「大坂夏の陣」が幕を開ける!