原作者コメント

原作者 天野純希

この作品は僕のデビュー作であると同時に、学生時代に熱中していたバンド活動の楽しさと、ステージ上から見た景色を忘れないうちに形にしようと書いた小説なので、自分の中では特別な作品になっています。

今回の舞台化で、僕が小説に込めたものがまた別な形で観客の皆様に伝わっていくのだと思うと、非常に感慨深いものがあります。まずは肩肘張らず音楽の楽しさに触れていただければ、これ以上の喜びはありません。 それでは、「いざや、傾かん」!



・天野純希
1979年名古屋市生まれ。愛知大学文学部卒業。2007年『桃山ビート・トライブ』で第20回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。著書に『青嵐の譜』『風吹く谷の守人』『破天の剣』『信長 暁の魔王』『燕雀の夢』『信長嫌い』など。次代を担う実力派歴史小説家の一人として注目されている。