ストーリー
新たな曲によるパフォーマンスシーンも加わり、
2017年の初演からさらにパワーアップした一座が、再び、傾かん!
時は、「安土桃山」。
豊臣秀吉によって戦乱の世にピリオドが打たれ、自由な気風が芽吹いた華やかな時代!
驚くべき速さで三味線弾きこなし、その道で天下一を目指す「藤次郎」。
職人の家柄に生まれながら、笛役者を目指して家を飛び出した「小平太」。
元は織田信長の家臣であり、辛くも本能寺の変を免れた黒人の太鼓叩き「弥介」。
そして、男勝りに喧嘩も強い天性の舞姫「ちほ」。
この若者4人が、運命に導かれるように一座を結成!
型破りな芸(=音楽)によって京の都の人々は瞬く間に惹きつけられていき、五条河原にある一座の小屋は熱狂に包まれていく。
その評判は秀吉の耳にも届くこととなるが、民衆の自由な気風を快く思わない側近の石田三成が、河原の小屋への弾圧を強めていく。
絶望感に包まれる中、そこに救いの手を差し伸べる人物があらわれた。
秀吉の甥・豊臣秀次である。
秀吉の後継者として目され関白に就いていた秀次であるが、秀吉に実の子のお拾(後の豊臣秀頼)が誕生すると事態は急変。
老いていく秀吉を差し置いて、次の天下を握ろうとする三成の謀略が秀次に襲いかかり、4人の一座もその争いに巻き込まれてしまう。
支配を強める権力に立ち向かうため、4人の若者が“音楽”を武器にして立ち上がる!
「いざや、
観る者の心を揺さぶる“桃山ロックバンド”物語!